おまえにあえてよかった
やらなきゃならことを
見ないふり
知らぬふり
とどかぬ声にしがみつき
日常と言う名の現実たちが
襲いかる
自分を守る術さえ知らず
偽りの残像が闇の中に解けてく
真実の幻影が光の中に溶けてく
あなたはわたしに映っていますか
わたしはあなたに映っていますか
闇の中ではなにも見えない
光の中では見ることが出来ない
守るものは自分ですか
守ってくれるのは自分ですか
その問いかけから
逃れるために
夢に逃れる水をのむ
浴びるように幻惑に落ちて行く
幻影と幻想と現実の奈落の底に着いたとき
ひとはひとが見えて来る
自分より大切なひとが見えてくる
自分らしく生きていこうよ
だれかのために
それでも
ひとは一人で死んでいく
そして最後は笑って死のう
その笑顔はだれかのために
その言葉はだれかたのために
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